「ダイエットとリバウンドを繰り返す!」どうしてだと思いますか?
ダイエットをして減量できても、日々の生活で摂取カロリーが消費カロリー以上ならば当然体重は増加します。これが一番の原因ではあるのですが、そもそもダイエット自体を正しく理解されていなかったのかもしれません。ダイエットとは、体重を減らすことではなく脂肪を減らすことです!
体脂肪率が30%以上だったり、胃袋が大きいままだと”リバウンドの確率”は高くなります。
ここでは、リバウンドを起こしやすい最大の原因と、リバウンドしないダイエット法についてお伝えします。
ダイエットでリバウンドしてしまう原因・理由
1. 継続することの重要性を十分に理解できていない
いざダイエットを始めると気合が入り「毎日欠かさず30分ジョギングをする」「甘いものは全部やめる、お酒は飲まない」などハードな目標を課してしまいがちですが、これはかえって逆効果です。
最初から目標を高く立てるとメニュー通りのことがおこなえず、挫折してしまう人が多いのです。
また、そんなメニューではダイエットに成功したとしても、ダイエット後の継続が困難となり、リバウンドする可能性が極めて高くなります。
(いつものように食べ、運動を行なわない、太る生活へ戻る可能性が高い。)
ダイエットメニューを考えるときは、ダイエット成功後もストレスなく継続していけるものを考えるようにしましょう。
(「これなら守れる、実行できる、やれる!」という実感が持てるようになったときは、少しづつハードルを上げていくことはOKです)
2. ストレスが溜まる内容になっている
ダイエットの一番の敵はストレスです。
運動、食事制限など、これまで行なっていなかったものに対して意識的に制限をかけていくのですから、ストレスは必ずついて回ります。
そんなストレスは、いずれリバウンドを誘発させます。
理由としては、ストレスが溜まることで脳内物質である「レプチン」の働きが抑制され、いつも通りの量を食べていても満腹感を感じにくくなったり、また、「セロトニン」が減少することで食欲をうまく抑制できず、食欲増進につながったりします。
リバウンドをおこさせないようにする為にも、このストレスを上手くコントロールできるダイエットメニュー作りが重要なのです。
(せっかく頑張って痩せたのに、リバウンドすると悲しくなりますよね)
ダイエットでリバウンドしない方法
1. 継続を重視した計画を事前に立てる
ダイエットは長期戦です。時間をかけてじっくり脂肪体重だけを落とすからこそ、リバウンドのない正しいダイエットが可能になるのです。
計画どおりダイエットを進めようと思っていても、予定どおりいかず、意気込みがそれて挫折してしまうことも多いのです。でも最終的にダイエットに成功すれば良いのですから小さな失敗にとらわれて、最初の目的・目標を見失なわないようにすることです。
高すぎる目標を立てるのではなく、「これなら守れる!」と言う目標からやっていきましょうね。
例えば、運動が出来ないなら、エスカレーターではなく階段を使う、バス停ひとつ歩くなど、こまめに体を動かすことです。(コツは継続できるものだけをやることです)
ダイエットメニューを継続することで、それが当たり前になり生活の一部となります。そのように習慣化できれば、リバウンドしにくい環境・体をつくることが出来るのです。
なのでまずは、無理なく継続できるダイエットメニューを必ず事前に計画立てるようにしましょう。
2. 太りにくい身体づくりをしていく【体質改善】
リバウンドをおこさせないためには、太りにくい身体づくりは必須です。どのようにすれば太りにくい身体を手に入れることができるのか、食と運動の面から具体的にお話したいと思います。
【食事編】栄養バランスを管理する
まずは食事面として、5大栄養素(タンパク質・糖質・脂質・ビタミン・ミネラル)をバランス良くとることが大切です。
極端なたんぱく質の制限や、糖質の制限は、基礎代謝をおとしたり、ストレスをためる原因となるので、やせた体をキープする上では、おすすめできるものではありません。
(基礎代謝がおちると脂肪がつきやすくなり、ストレスがたまると過食にはしりやすくなります)
「食べないようにする」というマイナスの発想ではなく、いろいろなものを「過不足なく食べる」というプラスの発想で、しっかり栄養バランスを管理しながらダイエットをおこなうことが、太りにくい身体(リバウンドしにくい身体)につながります。
【運動編】基礎代謝を高めるには
太りにくい身体づくりをおこなう上で次に重要なのが、基礎代謝を高めることです。
基礎代謝とは、24時間(寝る時もすべて)生きていく上で必要なエネルギー消費量のことで、これを高めておくことで、一日に消費するカロリーが自動的に高まります。
そのためにも、基礎代謝を上げることのできる”運動”を必ず取り入れましょう。運動をおこなうことで筋力がつき、基礎代謝が向上します。
運動には、ウォーキングなどの有酸素運動と、筋力トレーニングのような無酸素運動があります。これらを上手く取り入れながら、太りにくい身体づくりをめざしましょう。
有酸素運動(ウォーキング、サイクリングなど、長時間継続して行う運動)
脂肪を燃焼させるのに最も効果的な運動です。
無酸素運動(筋力トレーニングなど短時間に強い力を発揮する運動)
基礎代謝を高めたいときに最適な運動です。
まとめ
ダイエットを始めると、気合が入り「毎日30分ジョギングする!」「甘いものはやめる!」「お酒は飲まない!」などハードな目標を立てがちです。でもこれは逆効果です。継続できるメニューから始めましょう。
ダイエット成功後も継続出来るメニューがリバウンドを防ぎます。
またダイエットの一番の敵はストレスです。これまで行っていなかった運動・食事などに意識的に制限をかけるので、ストレスはついて回ります。なので、
ハードな目標を立てることは、ストレスがたまって挫折したり、継続が困難でリバウンドすることにつながるので止めましょう。
ダイエットは長期戦です。ハードな目標を立てるのではなく「これならできる!」「守れる!」というダイエットメニューを始めに決めておきましょう!
そうすることで、ダイエットメニューを継続的にこなすことができ、リバウンドを起こしにくい体づくりが出来てくるのです。(ダイエットメニューが習慣化される)
また、リバウンドを起こしにくい体をつくるには、食事の管理(栄養の偏りをなくすこと)も必要です。
栄養の偏りがでてくると、例えば、
タンパク質は筋肉の材料。それが減ってしまうと、いくら運動しても筋肉がつくられない。また炭水化物や脂質の量も減ると、エネルギー源が減り、口からエネルギーが入ってこないと、体はエネルギーを使わないモードに切り替わります。
よって基礎代謝がおちて脂肪も燃焼されにくい、リバウンドしやすい体になってしまいます。
ダイエットに食べていけないものはありません。炭水化物・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラルをバランスよく摂ることが大切です。「太るから食べないようにする」というマイナスの発想ではなく、栄養管理しっかりとおこないながらバランスよく食べてダイエットをすると、リバウンドしにくい身体につながります。