効果的なダイエットを考えるときは、体重を気にするのではなく、体の中にある余分な脂肪だけを気にしましょう。いくら体重を減らしてスリムになっても、この脂肪体重を減らさないと、必ずリバウンドしてしまいます。
なのでまずは、リバウンドがおこりにくい効果的なダイエット方法を身につけることが、ダイエット成功への早道となります。ここでは、脂肪燃焼を効率化させるポイントをまとめていますので、「ダイエットでもう失敗したくない」という方は参考にして下さいね。
きちんと計画してから始める
肥満というのは、単に体重が重いという状態ではなく、体の中の脂肪が多くなった状態なのです。標準体重でも体脂肪率が30%を超えると肥満なのです。
「スリムになりたい!痩せて健康になりたい」という人は、体重ばかりを気にするのではなく、まず体の中の”余分な脂肪”を気にすることが大切です。いくら体重を減らしてスリムになっても、この脂肪体重を減らさないと、必ずリバウンドしてしまいます。
そのため、自分をしっかりと管理できる効果的なダイエットが必要になります。
管理の第一歩は「どうして太ってしまった?」を知ることからです。それには“認識のズレ”に気づき、“太りやすい悪習慣”を直すところから始めましょう。
例えば、仕事の休憩中に砂糖入りの缶コーヒーを飲んだり、風呂上がりにアイスを食べたり、無意識でおこなっている事が、習慣になっていたりしませんか?
これは認識のズレからおこる太りやすい悪習慣なのです。
この“ズレ”や“悪習慣”を解決するためには、 記録することが大切で効果的なのです。毎日の体重、食事、運動を記録すると、見えてくる”悪習慣”が沢山出てきます。
自分をしっかりと管理するためにも定期的に振り返りの時間を作りましょう!
ダイエットが続かない人必見!ダイエット成功者に共通する考え方。
1日のカロリーを意識する
ダイエットだからと極端な食事制限はストレスのもとです。バランスの良い食事(炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)を心がけ美味しく食べましょう。
ダイエットだからといって食べてはいけないものはありません。
食事を減らすことは大切ですが、減らし過ぎると健康的なダイエットはできません!(何を減らし何を摂るか?が大切です。)
1日に口にしていい食べ物の量は… 身長(m)×身長(m)× 22 × (28 ~ 32) で計算してくださいね。(28~32とありますが、減量したい人は低い値を入れてください。)
食べ過ぎた時は運動でカロリーを消費するか、次に食べる食事を控えて調整しましょう!
『食物繊維』や『タンパク質』は特に意識して摂取してくださいね。
食物繊維には痩せやすい体質をつくるための善玉菌を増やす効果があります。そしてタンパク質は、食べないと筋肉が減り、脂肪は減らずに太りやすい体になります。
摂取カロリーが消費カロリーより多いと、その余った分が脂肪として蓄積され太っていくので注意しましょう。
食べる順番を気をつける
ご飯やパンなどの主食、肉や魚などの主菜は後回しにし、まずは繊維質を含む野菜や海藻などの副菜から食べるようにしましょう。
繊維質を含む野菜や海藻は、腸での糖質の吸収を緩やかにして、食後血糖値の上昇のスピードを遅らせます。ご飯、パンなどの主食の前にサラダを食べるだけで、食後血糖値の上昇を効果的に防ぐのです。
また栄養素には、食べ過ぎると太るもの、食べ過ぎても太らないものがあるので、これにも注意が必要です。
- 太る栄養素…炭水化物、タンパク質、脂質を過剰摂取した分
(全て体内で脂肪に変えられ、エネルギー源として蓄えるられる。) - 太らない栄養素…ビタミン、ミネラル、食物繊維
(体内に貯蔵しておくことが出来ないので、毎食欠かさず摂取する事が基本です。)
ダイエット中の食事には、特に食べる順番と栄養素の配分を考えることが大切です。
脂肪燃焼しやすい運動を取り入れる
脂肪はそのままでは燃焼させることはできません。まず脂肪を分解して燃えやすい状態にしないと燃焼しないのです。
例えば冷蔵庫の中のバターは固いですよね。そのままでは溶けにくく、使いにくい! 常温に戻したり、温めると(分解)直ぐに溶けますよね。
体についている脂肪も硬いままでは燃焼しないので、分解されやすい状態をつくるためにも筋トレをおこないましょう。
そして筋トレによって分解された脂肪を、有酸素運動によって効率よく消費しましょう。
運動によってエネルギーが必要になると脂肪分解酵素リパーゼが活性化され脂肪が燃焼されます。(燃焼されないと、また脂肪として体に蓄えられてしまいます。)
「筋トレ」+「有酸素運動」で脂肪を分解・燃焼させることができるのです。
- 有酸素運動・・・内臓脂肪を減らす
- 無酸素運動・・・基礎代謝を高める
体質改善も同時におこなう
ダイエットを効率的におこない、早く成功するためには、冷え性や便秘を改善することも大切です。これらを改善せずに、そのままダイエットを進めてしまうと、せっかくの努力が無駄になってしまう可能性もあるので注意しましょう。
冷え性は、体に蓄積された脂肪がバターのように硬い状態なので、なかなかその脂肪を減らすことが出来ません。
便秘は、基礎代謝の低下や、胃腸の働きの鈍化により脂肪分や糖分の吸収率がたかまり、皮下脂肪として蓄積されやすくなります。
効率的にダイエットをおこなうためには、まずはこれらを解消することにも目をむけましょう。もし解消がなかなか難しい場合には、漢方やサプリ等で解消することもできるので、お近くの薬局に相談されるのも1つの方法ですよ。
せっかくダイエットを始めるのですから、できるだけ無駄にならず、できるだけ効率的におこなっていきましょうね。
まとめ
ダイエットをおこなう前に必ず自分の悪習慣をしっかりと認識し改善をおこないましょう。悪習慣をそのままにした状態でダイエットをおこなうことは、アクセルとブレーキを同時に踏んでいる状態であり、成功は絶対にありません。
悪い習慣は、毎日の体重、食事、運動の記録や、その記録の定期的な見直しによって改善することができます。
足かせとなるものを無くすことで、ダイエット効果の最大化、脂肪燃焼の効率化にもつながるので、まずは悪習慣の改善に意識をむけましょう。
またダイエットを無駄なく効果的おこなうためには、自己管理も大切です(とはいってもストイックになることではないですよ)
バランスの良い食事(炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)を心がけながらカロリー管理をすること。食べる順番を工夫しながら体への吸収をコントロールすること。脂肪だけを落とすことのできる効果的な運動をおこなうこと。ダイエットにとってマイナスに働く体質を改善すること。
この4つをしっかりと管理することで、リバウンドを起こしにくい効果的なダイエットをおこなうことができるようになります。
ダイエットをおこなうときは、「とりあえずダイエットしよう」という計画性のないスタートではなく、「何をやれば効果的なのか」というダイエットが“成功しやすいやり方”をしっかりと学んでスタートしましょう!