停滞期はいつ頃からおこるのか?またその乗り越え方

ここでは停滞期についての考え方や乗り越え方について説明していきます。ダイエットを始めた方はぜひチェックしてみてください。

順調に減っていた体重が突然訪れる停滞期によって、やる気をなくしてダイエットに失敗してしまう人も珍しくありません。しかし停滞期がどういうものかを理解しておけば、停滞期を乗り越えダイエット成功に近づけることはできます。

停滞期は全ての人に起こり得る現象で、あくまでも途中経過でしかありありません)

停滞期はなぜおこるのか?

ダイエットを続けていると、停滞期は必ず訪れます。

それは、ダイエットをすることで脂肪が減り始めると、いざというときのエネルギーの貯蓄が少なくなることから、脳は体に『SOS』を送り、体は自然とエネルギーを使わないようにします。これが停滞期の正体なのです。

しかし停滞期中に、体が正常な状態であれば、徐々に脳は体の状態を認識しはじめ、「SOS」を取り下げ、結果的に体もエネルギーを使い始めることができるようになります。

この状態になると停滞期を抜け、体重がまた徐々に落ち始めます。

停滞期はいつ頃からおこる?どれくらい続くのか?

ダイエットの開始から3週間~1ヶ月過ぎた頃、またダイエットを始めた体重から5%くらい減量に成功したから停滞期が始まる方が多いです。

また停滞期の期間としては、私がカウンセリングをおこなっているお客さまのケースでお話すると、2週間~1ヶ月くらいが多いように思われます。

(運動量や食べる量、または個人の体質の差によっても誤差は生じてきます。早い方は10日ほどで脱出される方もいらっしゃいます)

少しずつ体重が減り始めたら、停滞期は脱出したと考えても大丈夫です。

停滞期の乗り越え方・抜け出し方

体重が減らなくなると不安になり、更に過度な食事制限をおこなったり、激しい運動をされる方がいらっしゃいますが、その対処法は正しいものではありません。そんなことを行うと、ますます飢餓状態を進行させ、からだの防護機能を働かせ、かえって停滞期から抜け出しにくい状況をつくってしまいます。

ダイエットでリバウンドする原因【リバウンドしない方法】 | 上人橋薬局BLOG

なので正しい停滞期の対処法を習得しましょう!

停滞期前と同じダイエットの内容を続ける

同じように運動をする

停滞期だからと激しい運動をさらにおこなったり、大幅に運動量を増やすのはNGです。それよりも停滞期前と同じ運動にちょっと違った運動を入れてみることで、代謝アップに繋がります。例えば、有酸素運動前に無酸素運動(筋トレ等)とりいれることにより、脂肪が燃えやすくなります。

同じように食事に気をつける

積極的に摂りたい栄養素としては、主に筋肉の生成に欠かせないタンパク質、ビタミン、ミネラルなどで、 脂肪になりやすい炭水化物や脂質を多く含む食べものは少なめにしましょう。また毎日の食事は栄養バランスが大切です。計画的に食事も考えていきましょう。

(栄養バランスのいい食事を続けることで、停滞期によるダイエットへの影響を抑えることができます)

詳しくは以下記事にも書いています。

ダイエットを頑張っているのに体重がまったく減らない!その原因と対処法 | 上人橋薬局BLOG

(一気に体重が落ちなくても、少しずつ体重が減り始めると「停滞期は抜け出せた!」と考えて良いでしょう)

グラフをつける

停滞期でもっとも怖いものといえば、効果がなかなかあらわれず気持ちまでしずんでしまい、これまで「がんばろう」と思っていた気持ちがなくなってしまうことです。(モチベーションがさがること)

なのでそんなときは特にグラフをつけてみましょう。体重や体脂肪率の変化をグラフにつけていると、少しずつではありますが変化が見えてきますし、停滞期を抜ける前では、前兆があらわれますので、それを発見することにより、気の沈みも抑えることができます。

チートデイを作る

チートデイとは、エネルギーを十分に摂る一日のことで、 体に再度、「エネルギーを存分に使っても良いよー」という信号を送るために、ご褒美として1食だけ好きなものを食べましょう。

すると不思議なことに、体はまた、脂肪燃焼を始めるのです。

「ダイエットの停滞現象」はダイエットを始めて1ヶ月ほどでおこりがちなので、「停滞期がきたな」と思ったら停滞期入って1週間ほどして一日のチートデイをもうけてみましょう。

(そのときは気にせず食事を楽しみましょう♪)

 ただし、チートデイの日数は1日です。摂取カロリーの多い日が続くと逆に体重が増えてしまいますので注意が必要です。

さらに負荷をかけない。無理しない。あせらない。【注意!】

体重が減らなくなると不安になり、あせって更に負荷をかけてしまうことがありますが、それでは逆効果です。体が飢餓状態になればなるほど、脳は体のエネルギー消費を抑えようとするので、体重が減らなくなってきます。

またストレスもかなり溜まってしまうので、体調不良をおこしてしまったり、あることがきっかけで暴飲暴食に走る可能性もあります。

さらなる負荷は絶対やめてください!せっかく頑張ってきたダイエットが水の泡となる可能性がたかまります。

まとめ

順調に減っていた体重が突然減らなくなり、挫折してしまう人も珍しくはありませんが、ダイエットを続けていると体重が減らなくなる時期(停滞期)は必ず訪れます。それは脂肪が減り始めると脳は飢餓状態だと勘違いし、体に『SOS』を送りエネルギーを使わないようにするからです。

間違っても体重が減らなくなり不安をかかえてしい、過度な食事制限や、激しい運動を追加しておこなわないようにしましょう。そんなことをすると、ますます飢餓状態が進行し停滞期から抜け出しにくくなってしまいます。

時期としては、ほとんどのダイエッターさんがダイエットを開始してから3週間〜1カ月過ぎたころ。またはダイエットを始めたときの体重から5%位減少した頃から始まります。

なので「停滞期は必ずおとずれるもの」とおもっておきましょう。

停滞期に入った場合は、次のような対応で早く抜け出すことができるので意識してみましょう!

まずはダイエット前と同じように、栄養バランス(タンパク質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなど)を考えた食事や、運動をおこなうようにしましょう。

また、グラフをつけながら自分の体重の変化を視覚化しモチベーションを保ったり、チートデイとういう騙しのテクニックをつかってみるのもありです。

とにかくダイエットは継続的に結果に気持ちを左右されず、できるだけ楽しみながらやることがコツなのです。なのでそうなるためにも停滞期への正しい考え方をもつようにしましょう。

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